『極光星群』にはカバーをつけてもらった
読書環境を“自炊”した電子書籍&ソニーの“Reader”コンビへ移行してから1年と数カ月が経った。いまでは新刊を買う際に、カバーと袋はいりませんと断るのがすっかり板についてきた。本は、かたっぱしから断裁した上でスキャンする予定なので、カバーはいらないのだ。買った本はむき出しのまま家に持ち帰り、そのまま積む。ダンボールに押し込まれて業者に送られ断裁されるまで、放置である。業者によって背表紙を切断されて返ってきた本たちを、1冊ずつScanSnapでスキャンしてから“Reader”向けにデータを加工して初めて、やっと読めるようになるのだ。
さて、今年も年刊日本SF傑作選の季節がやってきた。2012年の選りすぐりSF短篇を集めた短篇集は『極光星群』。通算6冊目である。わくわくしながら書店にいき、新刊コーナーにズラリと並んだ本書を見た時のうれしさは、1年ぶりに味わう気持ちよさだ。そのうちの一冊を手に取り、レジに行って購入する。「カバーは付けますか?」「はい、お願いします」お決まりの質問に、いつもとは違う返答。
その理由はもちろん、“自炊”する間を待たずに読みたかったからだ。さっそく帰りの電車でページをめくると、序文を読んでいて鳥肌が立った。そのまま2篇読み終わる。期待通りでございます。

- 作者: 大森望,日下三蔵
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2013/06/28
- メディア: 文庫
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2013年の“グレイルクエスト”なTシャツ、“HELLO 14”Tシャツと“DREAM TIME”Tシャツの予約が始まったらしい
毎年恒例のお祭りでございます。先日の5月14日からHUGO HALLさんの公式サイト「GOTO HUGO」で告知が始まっていますが、2013年は“HELLO 14”Tシャツと“DREAM TIME”Tシャツを製作予定だそうです。
今年のTシャツのデザインはキてますね。“HELLO 14”Tシャツは、遠目に見ると14な墓石の上にHELLOの文字があるだけに見えますが、アップで見ると……とてもいい感じです(アップの画像は「GOTO HUGO」にあります)。“DREAM TIME”Tシャツは、夢時間を題材にしているだけのことはあり、遠目から見てもヤバイです。一部、草間彌生風。すばらしい。でも外出時に着るのはかなり勇気が必要ですね。
例によって予約が30件超えれば制作決定、締め切りは6月14日とのこと。“HELLO 14”Tシャツ、複数枚注文しようかなあ。5月20日の時点でそれぞれの予約数は14枚と10枚とのこと。例年に比べれば集まりがいい気がします。めでたい。
テレ東の番組「YOUは何しに日本へ?」がゴールデンにいってしまうらしい
ここのところお気に入りだったテレビの深夜番組「YOUは何しに日本へ?: 番組情報 : テレビ東京」が、春から放送時間がゴールデンタイムに移ってしまうという発表がありました。うん、最初に見た時からゴールデンでがっちりいける番組だよなーと思っていたわけなので、やっぱ行っちゃうのかーという感じではありますが、残念であります。月曜の18時半にテレビは見られないので。かといって録画して見るかというと、そこまででもなく。といいつつするかもしれませんけど。けど。半ばドキュメンタリー、半ばバラエティーの心地良いバランスが私好みの番組です。いろいろな人のいろいろな姿をたくさん見ることができるのも、興味をひくポイントです。
お〜もりさんの新作『大真珠の探索』のあとがきを読んで、さすがだなと思ったらしい
先月18日の朝、いきなりお〜もりさんの新作ゲームブック『大真珠の探索』発売のことを知ったときは驚きました。その日に行われたイベント“第十五回文学フリマ”で売られるということで、行こうかどうか迷ったのですが、同日行われた“ゲームマーケット”に行かねばならなかったので残念ながら諦めることに。もう1時間はやく知っていれば両方いけたのに。
ですが幸いにも後日通販で買えましたので一安心です。注文してから届くまでの間の1週間ちょい、首を長くして待っておりました。いやあ、5年ぶりの新作ですよ。
早速あとがきを読んだのですが、そこにとてもいいことが書かれておりましたので引用します。
さて、この作品は、かなり隅から隅まで探検しないと、プラトイムの場所は判明しないようになっております。ただ、クリア必須のパラグラフジャンプは設けていません。これをやると、必要な情報がないと行き先が無くなってしまい、続きを読みたいという気持ちがなくなってしまうんですよね。せっかく遊んでもらうのだから、数を撃てばとりあえずゴールのまで(引用者注:原文ママ)たどり着けるようにしました。その後で、いろいろなルートを見つけてもらえればいいと思います。前作で難易度をあげてしまったので、五年かけて頭を冷やしました(笑)。
いやもう、仰るとおりでございます。お〜もりさんの素晴らしいところは、きちんと読者目線に立てるところですね。作り手は、しばしば自分だけが気持ちいいものを作ってしまいがちなのですが、この感じでしたら安心して本編を楽しめそうです。